http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%82%8A%E3%82%88%E3%82%93
夜、藪の中を歩いていると、いきなり「おばりよん」と叫びながら背中におぶさってくる。そしてその体の小ささに似合わずどんどん重くなっていき、簡単に離れなくなるとされる。『越後三条南郷談』では、「ばりよん」が夜の通行人の背中に飛び乗り、相手の頭を齧るとされ、そのために夜道を歩く際には金鉢をかぶると安全ともいわれた[2]。「ばりよん」は「負われたい」を意味する方言[2]。
昔話として語られていることもある。ある者が化物の現れるという場所に出かけたところ、「ばろんばろん」と声がするので「負(ば)れたかったら負れろ」と言うと、重たい何者かが背に乗り、仕方なく背負ったまま帰宅すると、それが大量の金になっていたという話である。似たものでは、「おぶさりたい」と夜泣きしているものを背負って帰ると、黄金に変わっているというものもある[3]。
おんぶおばけ
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